世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


オルトモア 21年  21年  46.0%

  • 蒸溜所名: オルトモア蒸溜所
  • 地域: スペイサイド
  • ブランド: ジョン・デュワー&サンズ
  • 価格帯: 121-180
  • 入手可能場所: 全世界
  • 掲載号:130号

クリス・グッドラムSCORE8.2

香り
濃密かつオイリー。花粉のような粉っぽさや、ハチミツと大麦の分厚い組み合わせを感じる。木々の葉やハーブのような匂いと、熟した果物のような感触が立ち上がって力強く鼻孔に広がる。時間が経つにつれ、ハチミツが軽やかな花の香りに変わる。
大麦と、濃密だが控えめなオークの風味を含むフルボディ。口に広がる分厚いハチミツとフルーツのセットが後から続き、口当たりは非常に滑らかだ。スパイスの刺激がうまくバランスをとっている。
フィニッシュ
余韻は長く、石のようなニュアンスがある。心地よい爽やかなミネラルと柑橘(ライムやミカン)を感じさせるフィニッシュ。
コメント
クラシックなフルボディのスペイサイドモルト。この後味だけのために買う価値がある。

チャールズ・モンタナーロSCORE6.9

香り
あたたかな、松を思わせるたくさんの木々の匂い。驚くほど爽やかで青々としながらも、同時にカビのような匂いもあって飲む気をそそる。
ハニーコムと明瞭なハーブ風味で始まり、すぐにリンゴ、洋ナシ、あるいはモモのような風味に変化する。軽やかさを期待していたが、残念ながら意外なほどにタンニンがあってオイリーだ。
フィニッシュ
青々としたナッツ風味に、ドライな感触と苦味がたくさんある。複雑さはほとんど感じない。
コメント
もっとすっきりとしたフィニッシュを期待していた。魅惑的な香りが、味覚では受け継がれていない。